Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic買ってみた。
1ヶ月ほど前に購入したApple In-Ear Headphones with Remote and Micのレビューしてなかったので、自分なりに感想を述べてみたいと思う。
というわけで、俺の手元にやってきた、Apple製の最上位モデル”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”
購入した理由4つ
1.イヤホンが壊れたから
以前からイヤホン壊したままでヘッドフォンを活用していたのですが、
旅行にヘッドフォンは重いしかさばるのでこの機会に買ったのが大きな要因。
2.リモコンがほしいから
iPod Touchをメインでというかこれしか現時点でiPod持ってないので、
こいつが通学のお供です。プレイリストに通学用とかよく聞くやつとか抽出して入れてあるのだが、
その日の気分で、飛ばしたいとかもう1回聞きたいとか音量変えたいとかいろいろ出てきます。
そういった場合、ポケットに手を突っ込み、iPodを取り出し操作するのは面倒だ。
ふと、Shuffleにはリモコンがあるじゃないかっ!
でもあのイヤホンは耳が痛くなるので嫌いだった・・・。
ところが、”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”なら耳が痛くならない事に気づき買おうと決心した。
3.安くてBAなイヤホンがほしかったから
マグネティック・スピーカと同じ構造。ダイナミック型と比べコストがかかり、再生周波数帯域は狭いが、再現性、特に中高音域の解像度が高く、補聴器等によく使われている。また小型化が容易である。
イヤホン(日本ではインナーイヤー型ヘッドホーンと称される)の高級タイプではこの方式の中高域の繊細さ、解像度の良さを生かしつつ、苦手な低域の量感などを改善するため、高域用、低域用の2種類のドライバーを内蔵させた2Wayタイプの製品が開発されている。
そのBAがこの”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”という小さいボディで実現されている事実。
そしてこの9400円という1万円を切る値段で販売されている。
一般的にiPodやWalkmanなどのポータブルオーディオプレーヤーを利用する人は純正の標準で添付されているイヤホンを使用していることが多い。
そうじゃない人でも実勢価格5000円ぐらいのものを使用している人が多い。
そう考えると9400円というのは高いと思うはず。
しかし、イヤフォンに興味のある方はご存知だろうが、BA実装のイヤホンは安くても2万はするはずです。
その上、iPodを開発・販売し、iTunesStoreで多くの楽曲を配信しているAppleがほとんどの楽曲に対応するようにチューニングを施し、低中高音をDualBAで向上させた”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”で1万円を切るというのは安く感じられる。
それでかつ、小さい、リモコンなどのギミックを盛り込んだ製品はほかにどこにあるだろうか。
4.マイクがほしかったから
iPod nanoやTouchにはVoiceMemoという機能が付いており、
授業や打ち合わせで手書きでは書き落としたりしていた部分も全部録音。
大事な瞬間を収めておくのに重宝しそうだと感じた。
Skypeでのボイスチャットにも使える。イヤホンとセットだからマイクの位置を意識せずに通話ができる。
リモコン部分にマイクが内蔵されているためiPhoneでの通話の応対もリモコンでワンクリックで行える。
iPodでもSkypeなどで通話も可能で、VoiceMemoなんかもこれで問題なくいける。
マイク性能も、実にバランスの良く原音に近いと思った。
実際につかってみて。
iPodに標準で添付されるイヤホンは様々なユーザーのニュアンスに答えるため、
どのジャンルの音楽にもバランスの良い音を提供している。
私はその音が好きですがちょっと低音が物足りなかったり、
5分もしないで耳が痛くなるため標準添付なイヤホンはつかってません。
要するに1曲もつか持たないかというレベル。これは死活問題。
しかし、”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”という
標準添付の3倍という価格で提供されることからバランス良い音を維持しつつ、
さらに中低音などをより洗練された音を期待していました。
購入後すぐに開封、特に何時間もエージングもせずに買いたてホヤホヤ?の状態で聞いた感じは・・・、
えっ、何これ。標準添付と全っ然ちがう!?
再生環境:iPod Touch 2nd Gen.
ソース:AIFF 1411kbps
付属ものとも音を比べたが、明らか中低域の音が弱い。
だが、”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”では
ベースはかろうじて聞き取れる程度で、全体的な低音の重厚さが足りなかったし、
また中高域にかけての情報量というか再現度も微妙だったが、
聞こえるか聞こえないかのバスドラムでさえ、聞こえるようになる。
いろいろなレビューを見てこれならいけると思っていた
が、
まさかここまでとは、Appleやはり恐ろしい会社だ。
遮音性について。
どれだけ最高の音が出たとしてもその音が出て行ったり、余計な雑音が入ってしまっては意味がない。
いつも静かな環境で聞けるわけではなくたいていは電車など通勤・通学に使うことが多いかと思う。
付属のものではただ耳にはめるだけの構造でそんなものは一切関係ない。
音漏れはするし、雑音は入ってくるで全く落ち着かない・・・。
“Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”はカナル式で耳の穴にグイってはめ込む感じで、
付属のSMLからなるイヤーチップを交換することで自分に合ったサイズで隙間を減らし音をシャットアウトする。
タッチノイズについて。
遮音性を意識し、カナルにしてくれはのはとてもありがたいことなのだが、
ケーブルに触れるとその振動はケーブルから耳へと伝わる。
これはカナル式ではしょうがないことだと思うので初めての方にはちょっと慣れが必要かな。
まとめ。
音に関しては値段から考えてBAを実装しかつバランスも取れてて言うことはない。
個人的には、もうちょっと低音を強めてもいいかなってぐらい。
それはiPod側のイコライザーで調節できるからそれほど問題でもないかも。
遮音性も取れてて音楽に集中できるという点、ケーブルが適当な長さになっており、
ズボンのポケットに入れてもちょっとたためば胸ポケットに入れてもさほど邪魔にならず、
非常に考えられた長さなんだなぁと、iPodを使うことを想定された、さすが純正と感心してしまう。
標準からの中低域の向上や、遮音性の向上は非常に評価できる。
特にプロのエージングなんかを必要とせず、買ったそのまま最高の音を手に入れられる。
1万円でお釣りが来るという破格でこれだけの見返りが来ると思えば安いものだ。
今標準のものに飽きている方がいたら、”Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic”を是非ともお勧めする。
たぶん、たくさんの人が良い評価をつけてくれると思う。
そんなイヤホンに出会えたことはとてもうれしいし、とてもいい買い物だったと思う。
追記:価格改定後7800円になりました。