Windows 7 64bitでQRS-UT100Bを動かす。
QRS-UT100Bを買ったことについては以前に書いたかと思いますが、
普通にPCにつないで設定完了ってほど甘くは有りません。
.ts抜きできるのはちょっとした細工が必要になります。
まずはじめに上のQuixunのサイトを見ていただければ分かりますが、
Windows 7対応してません。Vista 64bitも対応していません。
TVチューナーは意外とOSに左右されるそうです。
それはドライバーディスクに入ってるのが対応していないだけなので
自分でドライバーを作ってしまえばクリアできるはず。
と言うわけで今回はドライバー作成編を参りたいと思います。
用意するもの(ハード)
- Windows 7
- Pentium 4 1.5GHz以上
- 1GB以上のメモリー
- 可能な限り大容量なHDD
ではがんばりまって行きましょう!
XPやVistaでも可能だと思いますが若干違うと思うのでご注意を。
ドライバーベース収集
SKNETのドライバーダウンロードページから、ドライバーを落とします。
MTVHDUCのOEMがQRS-UT100Bですので、MTVHDUCのドライバーを使います。
[ドライバ] 32bit/64bit Ver1.9.10.20
091110_Win7_Driver.zip (09/11/10)
随筆時最新の物は上の物となります。
ダウンロードしたら解答し、ファイルを確認しましょう。
“Driver_32bit”と”Driver_64bit”のフォルダーがあるので使用してるOSの種類で選んでください。
そのフォルダーだけ抽出して他は捨てます。
基本的に”Driver_64bit”のフォルダーにファイルを入れます。
その中に、”BDA”と言う文字列が入ってるファイルは削除します。
(“uusbd64.inf”, “uusbd64.sys”でまかないます。)
検索ボックスに”BDA”と入れると確実です。
SKNET_AS11Loader.inf
SKNET_AS11Loader.sys
sknet_asv5211_loader.cat
sknet_hdtv.cat
SKNET_HDTV_IR.inf
SKNET_HDTV_IR.sys
の計6ファイルが残ってるかと思います。
汎用USBドライバー入手
VH7PCさんのサイトの
をダウンロードし解凍します。
uusbd64.sysだけを”Driver_64bit”に入れます。
uusbd64.infも必要ですが別の場所で入手します。
残りは削除して構いません。
.infファイルの改変
- SKNET_AS11Loader.inf
- SKNET_HDTV_IR.inf
- uusbd64.inf
上の3つの.infファイルが必要になりますが、
下の二つに関してはファイル内を改変させる必要があります。
改変がめんどくさいので、迷走狩人の地下室さんで、
- SKNET_HDTV_IR.inf
- uusbd64.inf
をもらってきます。保存するときに拡張子を”.txt”から”.inf”にして保存します。
管理人の☆マーシィさんありがとうございます。
uusbd64.sysドライバの署名
Windows Vista以降では署名の無いドライバーはインストール出来ないようです。
ちょっと弄ると署名なしでも通るようですがなんとなく署名します。
上記のマイクロソフトのサイトからWindows SDKをダウンロードします。
ダウンロードされるのは”.iso”形式のファイルなので一旦ディスクに焼くか
DeamonTool等でイメージマウントしてインストールします。
インストールが終わったらスタートボタンを押して検索ボックスに”shell”と入力して起動。
cdでドライバーベースフォルダーに移動させます。
プライベートキーと認証ファイルが作成します。
makecert -sv uusbd64.pvk -a sha1 -eku 1.3.6.1.5.5.7.3.3 -r -ss Root -len 1024 -sr localMachine -n CN=”uusbd64.sys” uusbd64.cer
上記のコマンドを入力。
任意のパスワードを2回入力。
同じでいいと思う。違うのでもいいかは分からないw
これで”uusbd64.pvk”, “uusbd64.cer”が作成されました。
cerからSPCファイルを作ります。
cert2spc uusbd64.cer uusbd64.spc
上記をタイプ。
“uusbd64.spc”が作成されたので、プライベートキーとPFXファイルを作ります。
pvk2pfx -pvk uusbd64.pvk -pi Password -spc uusb
d64.spc -pfx uusbd64.pfx -po Password
Passwordに、さっき自分で作ったパスワードを書くこと。
ようやく、”uusbd64.pfx”が出来たので、uusbd64.sysに署名します。
signtool sign /f uusbd64.pfx /p Password /d “uusbd64.sys” /v uusbd64.sys
Passwordは指定したとおりに。
exitで閉じる。×でもいいんだけどなんとなくw
最終的に下記の様なファイル構成になってると思います。
SKNET_AS11Loader.inf
SKNET_AS11Loader.sys
sknet_asv5211_loader.cat
sknet_hdtv.cat
SKNET_HDTV_IR.inf
SKNET_HDTV_IR.sys
uusbd64.cer
uusbd64.inf
uusbd64.pfx
uusbd64.pvk
uusbd64.spc
uusbd64.sys
計12ファイルです。
テストモードにする。
勝手に作った署名だからWindows側でブロックかかるかもしれないので自由に使えるテストモードにする。
普通のコマンドプロンプトを起動して、
bcdedit /set TESTSIGNING ON
とタイプ
上のようなメッセージあ出たらPCを再起動。
署名のインポート
署名のインポートは簡単です。
“uusbd64.pfx”をダブルクリックしてウィザードを開く。
次へ。
.pfxが正しいことを確認して次へ。
最初に設定した台る
証明書をすべて次のストアに配置するをチェックして参照。
“信頼されたルート証明機関¥レジストリ”を選ぶ。
“物理ストアを表示する”のチェックを入れないと選べません。
“信頼されたルート証明機関¥レジストリ”であることを確認して完了
このメッセージがでれば署名完了です。
ドライバインストール
- QRS-UT100BをUSBにてPCと接続する。
- デバイスマネージャーで不明なデバイスがあることを確認。
- “ドライバの更新”から”Driver_64bit”を指定してあげる。
- 警告が出ても、インストールする。
以上でQRS-UT100BはWindows 7 64bitで無事に認識されるはずです。
.ts抜きで視聴したり録画したりするにはまた記事にします。