inspiration is like a melody.

Windows 7 64bitでQRS-UT100Bを動かす。

QRS-UT100Bを買ったことについては以前に書いたかと思いますが、
普通にPCにつないで設定完了ってほど甘くは有りません。
.ts抜きできるのはちょっとした細工が必要になります。

091229_tv_driver_01

まずはじめに上のQuixunのサイトを見ていただければ分かりますが、
Windows 7対応してません。Vista 64bitも対応していません。
TVチューナーは意外とOSに左右されるそうです。

それはドライバーディスクに入ってるのが対応していないだけなので
自分でドライバーを作ってしまえばクリアできるはず。

と言うわけで今回はドライバー作成編を参りたいと思います。

用意するもの(ハード)

  • Windows 7
  • Pentium 4 1.5GHz以上
  • 1GB以上のメモリー
  • 可能な限り大容量なHDD

ではがんばりまって行きましょう!

XPやVistaでも可能だと思いますが若干違うと思うのでご注意を。

ドライバーベース収集

SKNETのドライバーダウンロードページから、ドライバーを落とします。
MTVHDUCのOEMがQRS-UT100Bですので、MTVHDUCのドライバーを使います。

[ドライバ] 32bit/64bit Ver1.9.10.20new
zip091110_Win7_Driver.zip (09/11/10)

随筆時最新の物は上の物となります。

ダウンロードしたら解答し、ファイルを確認しましょう。
“Driver_32bit”と”Driver_64bit”のフォルダーがあるので使用してるOSの種類で選んでください。

そのフォルダーだけ抽出して他は捨てます。
基本的に”Driver_64bit”のフォルダーにファイルを入れます。

その中に、”BDA”と言う文字列が入ってるファイルは削除します。
(“uusbd64.inf”, “uusbd64.sys”でまかないます。)
検索ボックスに”BDA”と入れると確実です。

SKNET_AS11Loader.inf
SKNET_AS11Loader.sys
sknet_asv5211_loader.cat
sknet_hdtv.cat
SKNET_HDTV_IR.inf
SKNET_HDTV_IR.sys

の計6ファイルが残ってるかと思います。

汎用USBドライバー入手

VH7PCさんのサイトの

をダウンロードし解凍します。

uusbd64.sysだけを”Driver_64bit”に入れます。
uusbd64.infも必要ですが別の場所で入手します。
残りは削除して構いません。

.infファイルの改変

  • SKNET_AS11Loader.inf
  • SKNET_HDTV_IR.inf
  • uusbd64.inf

上の3つの.infファイルが必要になりますが、
下の二つに関してはファイル内を改変させる必要があります。

改変がめんどくさいので、迷走狩人の地下室さんで、

  • SKNET_HDTV_IR.inf
  • uusbd64.inf

をもらってきます。保存するときに拡張子を”.txt”から”.inf”にして保存します。
管理人の☆マーシィさんありがとうございます。

uusbd64.sysドライバの署名

Windows Vista以降では署名の無いドライバーはインストール出来ないようです。
ちょっと弄ると署名なしでも通るようですがなんとなく署名します。

上記のマイクロソフトのサイトからWindows SDKをダウンロードします。
ダウンロードされるのは”.iso”形式のファイルなので一旦ディスクに焼くか
DeamonTool等でイメージマウントしてインストールします。

インストールが終わったらスタートボタンを押して検索ボックスに”shell”と入力して起動。

091229_tv_driver_02

cdでドライバーベースフォルダーに移動させます。

091229_tv_driver_03

プライベートキーと認証ファイルが作成します。

makecert -sv uusbd64.pvk -a sha1 -eku 1.3.6.1.5.5.7.3.3 -r -ss Root -len 1024 -sr localMachine -n CN=”uusbd64.sys” uusbd64.cer

上記のコマンドを入力。

091229_tv_driver_04

任意のパスワードを2回入力。

091229_tv_driver_05

同じでいいと思う。違うのでもいいかは分からないw

これで”uusbd64.pvk”, “uusbd64.cer”が作成されました。

091229_tv_driver_06

cerからSPCファイルを作ります。

cert2spc uusbd64.cer uusbd64.spc

上記をタイプ。

091229_tv_driver_07

“uusbd64.spc”が作成されたので、プライベートキーとPFXファイルを作ります。

pvk2pfx -pvk uusbd64.pvk -pi Password -spc uusb
d64.spc -pfx uusbd64.pfx -po Password

Passwordに、さっき自分で作ったパスワードを書くこと。

091229_tv_driver_08

ようやく、”uusbd64.pfx”が出来たので、uusbd64.sysに署名します。

signtool sign /f uusbd64.pfx /p Password  /d “uusbd64.sys” /v uusbd64.sys

Passwordは指定したとおりに。

091229_tv_driver_09

exitで閉じる。×でもいいんだけどなんとなくw

最終的に下記の様なファイル構成になってると思います。

SKNET_AS11Loader.inf
SKNET_AS11Loader.sys
sknet_asv5211_loader.cat
sknet_hdtv.cat
SKNET_HDTV_IR.inf
SKNET_HDTV_IR.sys
uusbd64.cer
uusbd64.inf
uusbd64.pfx
uusbd64.pvk
uusbd64.spc
uusbd64.sys

計12ファイルです。

テストモードにする。

勝手に作った署名だからWindows側でブロックかかるかもしれないので自由に使えるテストモードにする。

091229_tv_driver_10

普通のコマンドプロンプトを起動して、

bcdedit /set TESTSIGNING ON

とタイプ

091229_tv_driver_11

上のようなメッセージあ出たらPCを再起動。

署名のインポート

署名のインポートは簡単です。

“uusbd64.pfx”をダブルクリックしてウィザードを開く。

091229_tv_driver_12

次へ。

091229_tv_driver_13

.pfxが正しいことを確認して次へ。

091229_tv_driver_14

最初に設定した台る

091229_tv_driver_15

証明書をすべて次のストアに配置するをチェックして参照。

091229_tv_driver_16

“信頼されたルート証明機関¥レジストリ”を選ぶ。
“物理ストアを表示する”のチェックを入れないと選べません。

091229_tv_driver_17

“信頼されたルート証明機関¥レジストリ”であることを確認して完了

091229_tv_driver_18

このメッセージがでれば署名完了です。

ドライバインストール

  1. QRS-UT100BをUSBにてPCと接続する。
  2. デバイスマネージャーで不明なデバイスがあることを確認。
  3. “ドライバの更新”から”Driver_64bit”を指定してあげる。
  4. 警告が出ても、インストールする。

以上でQRS-UT100BはWindows 7 64bitで無事に認識されるはずです。

.ts抜きで視聴したり録画したりするにはまた記事にします。

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